現在クリニック脱毛の主流となっているレーザー脱毛。

日本では1997年から開始され技術の進歩により、効果は大きく・痛みは小さく進化を続けています。

「一体どんな原理で永久脱毛ができるの?」「光脱毛との違いは?」など疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

このページではそんなレーザー脱毛の仕組みについて詳しく解説していきます。

毛を生えてこなくするには『毛乳頭』または『バルジ領域』を破壊する

レーザー脱毛の仕組みを解説する前に、どうすれば毛が生えてこなくなるのかを理解しておきましょう。

毛根の奥底には『毛乳頭』という細胞があります。毛の生成工場と呼ばれており、この細胞の活動を止めることで毛は生えてこなくなります。

医療用レーザーとして主流であるアレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーはこの『毛乳頭』を破壊することが目的です。

一方2000年代に『バルジ領域』と呼ばれる組織が発見され、こちらも毛の生成に重要な働きをしていることがわかりました。

メディオスターなど、この『バルジ領域』をターゲットとした医療用レーザーも最近は登場しています。

レーザーは黒色に吸収され、熱を発生させる

ではどのような仕組みで毛乳頭を破壊するのでしょうか。

レーザー光線には、波長の長さによって特定の色や物質にのみ作用する性質があります。

脱毛で使用する医療用レーザーの波長は755~1064nmで、これは主に毛髪の黒色メラニン色素に作用し、一般的な日本人の肌色に適した波長です。

肌に照射するとレーザー光線は毛の黒色にのみ作用し、毛を通じて毛根部分に熱を発生させます。

この熱によって『毛乳頭』を破壊し、毛の生成を止めるのが医療レーザー脱毛の基本的な仕組みです。

レーザー脱毛の効果があるのは成長期の黒い毛だけ

レーザー脱毛は原理上、成長期の黒い体毛にしか効果がありません。

白髪や退行期の毛にはそもそもレーザーが反応しないため熱が発生しませんし、退行期の毛は毛根で毛乳頭と繋がっておらず熱を伝えることができないためです。

成長期の体毛は全体の20%ほどといわれているため、一度レーザーを照射して全ての毛が抜けても80%は復活します。

つまり計算上は、3回の照射で50%程度、5回の照射で70%程度、10回の照射で90%程度を脱毛できるということです。

回数 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 10回
残りの毛 80% 64% 51% 41% 33% 26% 21% 17% 13% 11%

ほとんど無毛の状態にするには15回程度のレーザー照射が必要でしょう。

肌が白く毛が太いほど効果は高い・日焼けは厳禁

レーザー脱毛の波長はターゲットである体毛の周りの色が薄く、毛の黒色メラニン色素が濃いほど作用しやすいため、高い脱毛効果を得やすくなります。

逆に毛の色が薄かったり、毛の周りの肌色が濃いと反応しづらいです。濃いシミやアザ、ホクロ周りにはレーザー照射できない場合があります。

また日焼けをすると、肌の色にレーザーが直接作用してしまい強い痛みを感じたり、火傷の危険性が高まるため、日焼けには十分注意しましょう。

光脱毛の仕組み

光脱毛の仕組みは基本的にレーザー脱毛と同じで、毛髪に光を吸収させて熱で『毛乳頭』にダメージを与えています。

では何が違うかというと1つは出力パワー、もう1つは波長です。

光脱毛の出力は医療レーザー脱毛と比べ圧倒的に低く、痛みもかなり抑えられています。

これは日本エステティック振興協議会の自主基準により、光脱毛(美容ライト脱毛)はあくまで一時的な除毛・減毛であることとされているからです。

 

エステティックサロンで行う美容ライト脱毛の範囲

1.通知に抵触するような施術を行わないこと
2.毛乳頭・皮脂腺開口部を破壊しないということは現象面で毛の再生があること
3.一時的な除毛・減毛であること
以上を徹底すること

 

またダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーなど医療用レーザーが、それぞれ1つの波長しか持たない単一波長レーザーであるのに対し、光脱毛ではIPL(インテンスパルスライト)と呼ばれる幅広い波長の機器を使用します。

幅広い波長を含むため、肌の黒ずみやシミに作用し美肌効果が得られることもあるのがメリットです。

『バルジ領域』を破壊するメディオスターの仕組み

毛の生成に重要なもう1つの細胞『バルジ領域』をターゲットとしたメディオスターという最新機種があります。

一般的な医療用レーザーの波長は1つです(単一波長といいます)が、メディオスターはダブルパルステクノロジーにより810nmと940nmの2つの波長レーザーを照射することで、『バルジ領域』と『毛乳頭』の両方に作用します。

『毛乳頭』よりも浅い位置にある『バルジ領域』をメインターゲットとしているため、低い出力で脱毛効果を得ることができ、痛みが非常に小さいのが特徴です。

しかしメディオスターはまだ日本で導入され始めてからそれほど経っておらず、長期的なデータが少ないため効果に疑問の声もあります。

存在する場所が特定できていないため、現段階では、バルジ領域をターゲットとした脱毛の効果について完全な確約はできないと考えてます。

もしバルジ領域のみ選択的に確実に破壊する事ができれば最強の脱毛機と言えますが、バルジ領域が破壊された指標が施術者が判断できない欠点があります。レーザー脱毛施術では出力設定が最も大切ですので他覚的、自覚的に照射効果のエンドポイントを判断できない事も大きな懸念です。

今後の脱毛効果のデータに期待しています。

このことからメディオスターのみでの脱毛は失敗してしまう可能性も考えられるので、メディオスターの他にも何種類かのレーザーを用意しているクリニックを選ぶことが大切です。

仕組みをしっかり理解し、日焼け対策には万全を!

レーザー脱毛の仕組み、光脱毛の仕組み、従来とは少し違ったメディオスターの仕組みについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。

最適な脱毛方法を選ぶには知識が必要です。間違った知識や、料金だけを見て選ぶと失敗してしまうこともあるでしょう。

仕組みを理解すれば、なぜ日焼けをしてはいけないのか?光脱毛とどう違うのか?などがハッキリ見えてきます。

このページが少しでもあなたの役に立てたのであれば幸いです。

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